Apple発の世代を超えたアイコンデザインを作ったデザイナー スーザン・ケア

Apple発の世代を超えたアイコンデザインを作ったデザイナー スーザン・ケア

スーザン・ケア氏のデザインに見る「デザインのシンプルさと普遍性」

アップル・コンピューター(現Apple)といえば言わずと知れたMacintosh(現mac)を生み出したメーカーですが
Appleの生み出したものはコンピューターだけではなく
むしろパッケージングされたOSにこそ真の価値が有ったという意見は決して少数ではないでしょう。

そしてそのOSに組み込まれた親しみやすいインターフェイスを象徴していたのがシンプルでわかりやすいアイコン達でした。

以下記事抜粋

コンピューターを使っているとアイコンを目にしない日はないほど、アイコンとコンピューターは切っても切れない関係にありますが、今日使われているアイコンに大きく寄与した人としてグラフィックデザイナーのスーザン・ケアさんが挙げられます。Apple社員として働いていたケアさんですが、彼女が一体何をして、どのようにアイコンの未来を切り開いたかについて、Priceonomicsがまとめています。

The Woman Behind Apple’s First Icons
http://priceonomics.com/the-woman-behind-apples-first-icons/

初代Macの「Happy Mac」「ゴミ箱」「爆弾」などをデザインしたことで知られるデザイナーのスーザン・ケア氏が、コンピューターの世界での多大な功績を称えられ、2018年4月に米国グラフィックアート協会(AIGA)からグラフィックデザイン・視覚コミュニケーションの分野で優れた人に送られる「AIGA Medals」を授与されました。その後のコンピューターデザインに大きな影響を与えたケア氏のApple Computerでの取り組みを、Milanoteがケア氏のスケッチ画や作品を通じて振り返っています。

The Story Behind Susan Kare’s Iconic Design Work for Apple | The Work Behind The Work
https://milanote.com/the-work/the-story-behind-susan-kares-iconic-design-work-for-apple

14歳のころからの友人であるアンディ・ハーツフェルド氏から、「Appleでデザイナーを探している」という求めに応じる形でAppleに入社したケア氏。当初、ビットマップで表現するために方眼紙を使っていたとのこと。

 

ケア氏のデザインで最も象徴的なものの一つが、以下の矢印を意味するデザイン。この矢印アイコンは、世界中の近代アートの美術館で方向を示す看板として利用されています。

 

その後、ハーツフェルド氏がケア氏のためにアイコンエディタを作ってくれたとのこと。このソフトのおかげで作業中にスケッチを拡大したり実物サイズに変更したりできるようになり、あの「爆弾」アイコンも生み出されることになりました。

ケア氏のデザインの普遍性がよく表れているのが、プリンターのアイコン。一番左のアイコンは紙を回転させるための穴とダイヤルがありますが、この2つを取り除けば、現代的なプリンターとしても十分通用するデザインであることがわかります。シンプルで普遍的なデザインであれば、長い寿命を保てるとのこと。

 

初期のMacのコマンドキーにはAppleのロゴが印刷されていました。しかし、ジョブズがインターフェースの中にAppleロゴが多すぎるとして、「feature(機能)」を意味するアイコンを作るようにケア氏に命じました。「機能」をどのように描くのかわからなかったケア氏は、見ていたシンボル辞典の中に「⌘」を発見したとのこと。「抽象的だが使える」と感じたケア氏は、コマンドキーのロゴに「⌘」を用いることにしました。

コマンド記号は北欧で400~600年頃に作られ、2018年現在でも北欧各国では名所跡を表す道路標識として使われています。数年後にスウェーデンを旅行したケア氏は、いたるところにコマンドキーロゴの交通標識を見つけられて楽しかったと述べています。

なお、「⌘」のデザインを抽象的だと感じていたケア氏でしたが、のちにスカンジナビアに住む人から「⌘は、城を上空から見たものをデザインしている」と教えてもらい、「なんて具体的なものだったの!」と驚いたそうです。

 

抜粋元:Gigazine
初代Macのアイコン「Happy Mac」をデザインしたスーザン・ケアのAppleでのデザインワークとは?
https://gigazine.net/news/20180612-susan-kare-design-work-for-apple/

Appleとアイコンの未来を切り開いたグラフィックデザイナーとは?
https://gigazine.net/news/20140408-apple-first-icons/